みんな蛍を殺したかった
『みんな蛍を殺したかった』コミック版は、京都の女子校でスクールカースト下位にいたオタク女子三人と、東京から転校してきた美しい少女・蛍の友情が、蛍の死を境に歪んでいく青春ミステリー。高校時代の出来事から年月が過ぎても、残された三人は彼女の死が生んだ後悔と悲劇に絡め取られていきます。
作品情報
- 作者
- 漫画:瀬戸さとみ / 原作:木爾チレン
- 出版社・レーベル
- 講談社 · コミックDAYS
- 状態
- 連載中
- 巻数
- 既刊1巻
あらすじ
京都の女子校で肩身の狭い思いをしていたオタク女子三人の前に、東京から美しい転校生・蛍が現れる。同じ趣味を持つ彼女を迎え、四人は次第に友人として距離を縮めるが、やがて蛍は線路へ飛び込み命を落とす。理由が分からないまま年月が過ぎ、残された三人は彼女の死が生んだ歪みへ巻き込まれていく青春ミステリー。
見どころ
羨望と友情が同時に存在する少女たち
三人にとって蛍は憧れの対象であり、初めてオタク趣味を共有できる友人でもあります。親密さの中にある嫉妬や比較が物語の痛みにつながります。
蛍の死から始まるミステリー
蛍は線路に身を投じて亡くなりますが、その死をめぐる真相はすぐには分かりません。残された人々の視点から、何が起きていたのかを追います。
青春期の歪みが大人になっても続く
高校時代だけで完結せず、年月が経った後も蛍の死の影響が人物たちを縛ります。喪失後の人生まで含む点が特徴です。
読み味・購入判断
テンポ
高校時代の友情と蛍の死を起点に、残された人物たちの過去と現在を追って真相へ近づくミステリー型です。コミックDAYSでは隔週日曜更新です。
感情の重さ
自死、強い嫉妬、スクールカースト、喪失と後悔を中心に扱うためかなり重い作品です。美しい友情だけではなく、少女たちの内面の暗さを読む内容です。
購入判断
少女同士の複雑な友情、嫉妬と罪悪感、過去と現在をつなぐ心理ミステリーが好きなら向いています。自死や喪失を扱う作品がつらい時期には避けたほうが安全です。
読む前に知っておきたいこと
- 少女が線路に身を投じて死亡する自死描写・題材があります。
- スクールカースト、嫉妬、喪失、後悔を扱います。
- 死後も周囲の人物が精神的な影響を受け続けます。
相性チェック
美しい転校生の死を境に、友人だった少女たちの後悔と関係が歪んでいく重い青春ミステリー。
合いそう
- 少女同士の羨望や友情が事件後にどう変わるかを描く心理ミステリーが好き
- 過去の出来事が年月を経て登場人物を追い詰める構成に惹かれる
合わないかも
- 少女が線路へ飛び込み死亡する出来事が物語の中心にあり、自死を含む重い題材を扱う
