銭麻(ナンバーナイン)
『銭麻』は、社会の底辺で転売をしながら日銭を稼ぐ小田諭吉が、友人のツナが拾ってきた大麻をきっかけに、違法な商売で成り上がろうと一線を越えていくアングラサスペンス。金への執着、欲望、憎悪が絡み合い、犯罪の世界へ踏み込んだ人々が止まれなくなっていく姿を描きます。
作品情報
- 作者
- 著者:中田あも
- 出版社・レーベル
- ナンバーナイン · ――
- 状態
- 連載中
- 巻数
- 既刊6巻
あらすじ
社会の底辺で転売をしながら日銭を稼ぐ小田諭吉は、友人が拾ってきた大麻をきっかけに、危険な方法で一発逆転を狙おうとする。金を求めて踏み込んだ裏社会では、欲望や憎悪が絡み合い、成り上がりの計画は次第に後戻りしにくい方向へ進んでいく。犯罪を題材にしたアングラサスペンス。
見どころ
“金だけを信じる”主人公の危うい成り上がり
諭吉は生活苦と世間への強い反感を抱え、合法的な成功ではなく違法な大麻取引を選びます。成功願望そのものが破滅の入口になるタイプの主人公です。
大麻をめぐって人間関係が壊れていく
金と薬物が絡むことで、友人、売人、周囲の人物との信頼が利益と疑念に置き換わります。犯罪そのものより、欲望で人間関係が変質する怖さも大きな軸です。
旧シリーズの再配信から新作へ継続
第1~5巻は過去の商業出版作を電子版として再配信し、第6巻から完全新作エピソードへ入る形でシリーズが再始動しています。
読み味・購入判断
テンポ
主人公が違法な稼ぎへ踏み込み、売買や裏切りで状況が悪化していくサスペンス型。危険が次の危険を呼ぶため、落ち着いた日常より先を読ませる展開が中心です。
感情の重さ
薬物犯罪、貧困、憎悪、裏切りを扱う重めの作品です。主人公側の行動も明確に犯罪で、爽快な成功譚としてではなく、欲望が人を追い込むアングラものとして読む作品です。
購入判断
犯罪サスペンス、アウトローもの、金と欲望で崩れていく人間関係を描く漫画が好きなら向いています。気軽な成り上がりや善良な主人公を求める人にはかなり重く、扱う題材も強めです。
読む前に知っておきたいこと
- 大麻の所持・栽培・売買など違法薬物犯罪を物語の中心題材として扱います。
- 貧困、裏切り、暴力的・犯罪的な状況を含むアングラサスペンスです。
相性チェック
転売で食いつなぐ男が違法な一発逆転に手を出し、金と欲望の裏社会へ沈んでいく犯罪アングラサスペンス。
合いそう
- 成り上がりを目指す主人公が危険な選択で追い詰められていく犯罪ものが好き
- 善人中心ではなく金や欲望に動かされる人物を描くアングラ作品を読みたい
合わないかも
- 大麻栽培など違法薬物に関わる犯罪行為を物語上の題材として扱う作品
