婚約した王子は元暗殺者でした【単行本版】
『婚約した王子は元暗殺者でした』は、前世で虐待を受け命を落とした記憶を持つ公爵令嬢イリヤが、光のない目をした王太子ローレンとの婚約に向き合うフルカラーの恋愛ファンタジー。ローレンもまた幼い頃に行方不明となり、暗殺者として育てられた過去を持っており、イリヤは自分と似た傷を感じ取って彼の心へ近づいていきます。
作品情報
- 作者
- 著者:青季ふゆ / 著者:BAON
- 出版社・レーベル
- SBCr · booklistaSTUDIO
- 状態
- 連載中
- 巻数
- 既刊2巻
あらすじ
前世の辛い記憶を持つ公爵令嬢イリヤに、王太子ローレンとの婚約話が持ち込まれる。感情を閉ざした彼の目にかつての自分を重ねたイリヤは、ローレンが幼い頃に連れ去られ、暗殺者として生きてきた過去を知る。家族のために婚約を成功させたい思いと、傷ついた彼を放っておけない気持ちが重なり、二人の関係が少しずつ変わっていく。
見どころ
傷を知る転生令嬢と元暗殺者の王子
イリヤがローレンを放っておけない理由は、前世の自分と同じような目をしているから。二人とも過去に深い傷を持つため、単なる政略婚約からではなく共感を入口に距離が縮まります。
婚約成功が家族への恩返しでもある
二度目の人生で愛を教えてくれた家族のために婚約を成功させたいという目的があり、恋愛だけでなく現在の家族を大切にする主人公の姿勢も物語の支えです。
危うい王子へ愛を教える関係
暗殺者として育てられ感情を閉ざしたローレンに、イリヤの思いが少しずつ届く構図。過去を救い直すというより、今の二人が新しい関係を作る過程を追う作品です。
読み味・購入判断
テンポ
婚約、前世の記憶、王子の暗殺者時代という中心設定が序盤でまとまって提示され、二人がなぜ惹かれ合うのかを理解しやすい構成です。事件を次々にこなすより、傷を抱えた二人の心理的な距離を追う比重が高めです。
感情の重さ
主人公の前世における母親からの虐待と凍死、王子が幼少期から暗殺者として利用された過去があるため、背景の感情負荷は強めです。一方、現在のイリヤには愛してくれる家族がおり、その温かさが物語の救いになります。
購入判断
虐待や搾取の過去を持つ者同士が、政略婚約をきっかけに互いの心をほどいていく恋愛が好きなら合いやすい作品です。明るい王宮ラブコメだけを求める人や、幼少期の虐待・暗殺に関する設定が重く感じる人は、無料話で序盤の温度を確かめてからが向いています。
読む前に知っておきたいこと
- 主人公の前世に、親からの虐待と凍死の記憶があります。
- 王子が幼少期に誘拐され、暗殺者として育てられた過去を扱います。
- 暗殺や暴力に関する設定があります。
相性チェック
過酷な過去を持つ令嬢と元暗殺者の王太子が、互いの傷を知りながら関係を築く婚約ロマンス。
合いそう
- 心に傷を抱えた二人がゆっくり信頼を作る恋愛が好き
- 王宮ものでも人物の過去や心理をしっかり読みたい
合わないかも
- 虐待、死、誘拐、暗殺者として育てられた過去など重い背景を扱う
