ネノ國の結ビノ巫女
『ネノ國の結ビノ巫女』は、滅んだ地上を捨てて地下へ逃れた人類と、機械の異形が隣り合って暮らす世界で、両者を結ぶ幼い巫女を描くポストアポカリプスSF。陽の昇らない配管だらけの地下世界という荒廃設定の中で、巫女は“友達100人”を目指してゆるく人と異形の間を歩き回ります。
作品情報
- 作者
- 著者:大﨑崇人
- 出版社・レーベル
- 新潮社 · バンチコミックス
- 状態
- 連載中
- 巻数
- 既刊1巻
あらすじ
滅びた地上を捨てて地下へ逃れた人類は、配管に覆われ陽の昇らない世界で機械の異形たちと暮らしている。二つの種族をつなぐ役目を担うのは幼い巫女。終末後の厳しい舞台設定とは対照的に、彼女は友達百人を目標に異形たちとの交流を広げていく。機械と人間の隣人関係をほっこり描くポストアポカリプスSF。
見どころ
滅びた世界なのに目標は“友達100人”
地上崩壊と地下世界という重い舞台に対し、主人公の目標はきわめて素朴。終末世界の緊張と、日常的でほっこりした願いの落差が作品の個性です。
人類と機械の異形を結ぶ巫女
巫女は閉じた共同体の内側だけで生きるのではなく、人間と異形の間をつなぐ存在として置かれています。異種間の距離が物語の中心です。
配管に覆われた地下世界の生活感
陽が昇らない地下というSF的な舞台を、ただ暗く恐ろしい場所としてではなく、人々が暮らす日常空間として描く点も魅力です。
読み味・購入判断
テンポ
第1巻は世界の成り立ちを一気に説明するより、巫女が地下世界で出会う相手との交流から舞台を見せていくタイプ。設定を追いつつ短い出会いを積み重ねて読めます。
感情の重さ
人類が地上を失った世界ではありますが、新潮社は“ほっこりポストアポカリプス”と紹介しています。終末設定の重さより、異なる存在同士の交流に温度を置いた読み味です。
購入判断
ポストアポカリプスSF、地下都市、機械生命のような異形が好きで、殺伐一辺倒ではなく交流や日常のやさしさも欲しい人に向いています。硬質な科学考証や戦争中心のSFを求める場合は方向性が違います。
読む前に知っておきたいこと
- 文明崩壊後の地下世界を舞台にしています。
- 人間とは異なる機械の異形が登場します。
相性チェック
地上滅亡後の地下世界で、幼い巫女が機械の異形と友達を増やしていく終末設定×ほのぼの交流SF。
合いそう
- ポストアポカリプスの舞台でも殺伐一辺倒ではない作品を読みたい
- 人間と異形の文化差を交流や友情から描くSFが好き
合わないかも
- 地上文明が滅んだ世界設定ではあるが、公式紹介では交流の温かさを前面に出している
