おかえり、私を汚すα
『おかえり、私を汚すα』は、オメガとして生まれ性的な視線や偏見にさらされてきた女子大生・不夜が、同じくアルファとしての偏見に苦しむ煌々と出会い、互いを選んで結婚式の日を迎えるところから始まるオメガバース恋愛。ところが年下の幼なじみ・幽が『運命の番』だと判明し、自分で選んだ愛と本能的な結びつきが衝突します。
作品情報
- 作者
- 著者:厘のミキ
- 出版社・レーベル
- 講談社 · 姉フレンド
- 状態
- 連載中
- 巻数
- 既刊1巻
あらすじ
オメガとして周囲の偏見や性的な視線にさらされてきた大学生の不夜は、同じく属性ゆえの生きづらさを抱えるアルファの煌々と出会い、恋人になる。やがて結婚式を迎えるが、その場で年下の幼なじみ・幽が自分の「運命の番」だと判明。自分で選んだ愛と、抗いにくい本能的な結びつきの間で関係が揺さぶられていく。
見どころ
“運命”より先に、自分で選んだ恋がある
不夜と煌々は属性だけで結ばれたのではなく、同じ偏見を知る者同士として出会い恋に落ちています。その関係が成立した後で運命の番が現れるため、選択と本能のどちらを信じるかが重くなります。
オメガとアルファ双方の偏見を扱う
不夜だけを弱い立場として描くのではなく、煌々もアルファゆえの偏見に苦しんできた人物です。属性に貼られたイメージと本人の人格のずれが、恋愛の背景にあります。
結婚式の日に現れる“運命の番”
二人の関係が最も確かな形になるはずの日に、幼なじみの幽との生物学的な結びつきが判明。恋愛の出発点ではなく、完成しかけた関係へ割り込む形なのが特徴です。
読み味・購入判断
テンポ
不夜と煌々の背景、恋愛、結婚までを示したうえで運命の番という大きな問題を置くため、第1巻から中心対立がはっきりしています。甘い恋だけでなく三者の関係とオメガバースの制度・偏見を考えながら読むタイプです。
感情の重さ
性的な視線、属性差別、結婚直前の関係を揺さぶる運命の番といった題材があり、感情負荷は高めです。『好きだから選んだ』関係が本能に試される苦しさが中心になるため、軽い溺愛ものより葛藤を読む恋愛です。
購入判断
オメガバースで“運命の番”を絶対視せず、自分で選んだ愛との対立を描く話、属性への偏見まで含めた恋愛ドラマが好きなら相性がいいです。性的な視線や差別、結婚関係を揺さぶる三角関係がつらい人は注意が必要です。
読む前に知っておきたいこと
- オメガバース設定に基づく性的な視線や属性差別を扱います。
- 結婚式当日に別の人物が『運命の番』と判明し、既存の恋愛関係が揺らぐ設定があります。
相性チェック
オメガバースの設定を使い、自分で選んだ恋人と「運命の番」の間で揺れる関係を描く恋愛ドラマ。
合いそう
- オメガバースで運命と本人の意思が衝突する恋愛が好き
- 三角関係や属性差別を含む重ための感情ドラマを読みたい
合わないかも
- 性的な視線や偏見、番制度などオメガバース固有のセンシティブな題材を扱う
