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魔女の終活帳 の表紙

魔女の終活帳

『魔女の終活帳』は、魔王討伐から二十年後の世界を舞台に、17歳の葬祭士ディドと、かつて勇者パーティにいた長命の魔女ニナニーナが『終活リスト』を埋めていく旅の物語。ディドにとって彼女は憧れであり初恋の人でもあり、死後に厄災を残さないための準備という重い目的と、二人の距離がどう変わるのかという感情の軸が同時に走るファンタジーです。

作品情報

作者
原作:石原宙/漫画:菖蒲
出版社・レーベル
スクウェア・エニックス · ガンガンコミックス
状態
連載中
巻数
既刊1巻

あらすじ

魔物の王が討たれて二十年後。家業の葬儀屋で働く17歳の葬祭士ディドは、かつて勇者パーティにいた伝説の魔女ニナニーナと再会する。長い生涯の終わりを前に、未練を残せば厄災を招くという魔女の性質から、彼女はディドへ自分の『終活』を手伝ってほしいと頼む。ディドにとってニナニーナは憧れであり、初恋の人。二人は残された願いを一つずつ確かめる旅へ出る。

見どころ

勇者の物語の“その後”から始まる

魔王を倒す冒険ではなく、その二十年後から始まるのが特徴。英雄譚の後に残った人生や時間を、『終活』という切り口で拾っていきます。

葬祭士と長命の魔女という組み合わせ

人の葬儀に向き合う17歳のディドと、二千年近く生きるニナニーナ。寿命も立場も大きく違う二人だからこそ、死への距離感そのものが関係性の見どころになります。

終活リストが旅の目的をはっきりさせる

ニナニーナが未練を残さないための願いを一つずつ確かめていくため、旅の目的が分かりやすい構成。設定を追いながら人物の感情にも入りやすいタイプです。

読み味・購入判断

テンポ

終活リストという明確な目的があるため、物語の入口はつかみやすい。一方で、葬祭士の仕事や魔女の性質、二人の過去と距離感も重要なので、勢いだけで読むより設定と会話を拾いながら進む“バランス型”の読み味です。

感情の重さ

死、未練、人生の終わりが最初から中心テーマにあるので、完全に軽い作品ではありません。ただし公式紹介は悲劇だけを押し出すのではなく、『終活リストを埋める旅』と初恋の関係性を軸にしており、重い題材を物語として追っていくタイプです。

購入判断

『葬送や終活を扱うファンタジー』『勇者の冒険が終わった後の世界』『寿命の違う二人の関係性』のどれかに惹かれるなら第1巻から試しやすい作品。逆に、序盤から大規模戦闘が続く王道バトルや、終始明るい冒険だけを求める場合は方向性が違います。公式サイトに第1話試し読みがあるため、雰囲気を確認してから購入判断しやすいのも利点です。

読む前に知っておきたいこと

  • 死や葬儀、未練、人生の終わりが主要テーマに含まれます。
  • 主人公とヒロインには年齢・寿命の大きな隔たりがあります。
  • 公式紹介で確認できる範囲では、戦闘よりも旅の目的と人物関係が前面に出ています。

相性チェック

勇者の冒険が終わった後の世界で、『死ぬまでに何を残すか』を初恋と旅の物語に重ねたファンタジー。

合いそう

  • 冒険そのものより、勇者たちのその後や人生の締めくくりを描くファンタジーが好き
  • 年齢も寿命も大きく違う二人が、旅の中で距離を変えていく関係性を読みたい
  • 死を扱う題材でも、設定や仕事を通して丁寧に向き合う物語に惹かれる

合わないかも

  • 物語の中心に終活や死、未練といったテーマがあるため、明るい冒険一辺倒を求めると重く感じる可能性がある
  • 公式紹介の段階では大規模バトルより人物と旅の目的が前面に出ているため、戦闘中心の展開を最優先する人には方向性が違う